ぎゃらりぃ・茶ろん 杜々
「ぎゃらりーさろん とど」と読みます。住宅街にひっそりたたずむアットホームなギャラリー&カフェです。

ぎゃらりぃ・茶ろん 杜々

ぎゃらりぃ・茶ろん 杜々

中越地震で一部崩壊した、当時築102年だった栃尾の中野俣小学校の床板を使用したギャラリー&カフェです。
●〒新潟市東区東明4-3-22
●℡&Fax: 025-286-5334
●Open: 11~17時
●定休日:日曜日(連休を除き、祝日は営業日します)
●駐車場:4台(ご予約頂くと確実です)
●Email:gallery-salon-todo
@hotmail.co.jp
●地図などはこちらをクリック!
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98歳の会長

20170906ほうずきのリース

今日の午後3時過ぎ、
珍しいお客さまが、2度目のご来店。

数年前、
オーナーと友人が朝のウォーキング途中、
たまたま通りかかった畑で、
畑いじりをしていたという御年98歳のおじいちゃま。

以来、オーナーたちと畑で会っては、
座談会ならぬ「朝サミット」と銘打って、
世間話やら人生話を伺ってるそう。

毎日お三度を自分でやり、
毎朝畑仕事をして野菜を育て、
畑仕事の後は、毎日!スポーツジムに通い、
その後は、老人会のカラオケが日課。

車も運転して、
去年車の免許の更新にいったら、
検査では「70代」の判定が出たとか!

数年前には、地元のテレビ局が、
「敬老の日」特集で密着取材。

オーナーたち3人でやってる「朝サミット」も、
クルーが取材に来てテレビ放映されましたっけ。

実は、後で分かったことですが、
こちらの方は、裸一貫の一代で、
某食品メーカーを築き上げたお方で、
会社は今は息子さんが引き継いでおられ、
今は会長さんというお立場。

今日のご来店は、2回目でしたが、
ここまでスムーズに辿り着けなかったようで、
玄関にいらっしゃるなり、第一声が、
「おーめーさん(あなた)、
こんな引っ込んだとこで、
人もいないところで・・・な~に商売してんだ・・・」
とちょっとお疲れのご様子。

「ですよねぇ、もう暇で、暇で~」
とオーナーが応え、
「はははー、ですよね~、
半分趣味みたいなものですから」
と私が言うと、
「趣味なんかねぇ~、
まあ、来る人はどこでも来るんだろうけども・・」

何億、何十億?の全県下に及ぶ、
大規模商いをしてる方にしてみたら、
なんとも「しみったれた」というか、
理解しがたい商売に見えたようで(苦笑)、
もはや同情を通り越して、あきれ顔。

終いには、
値札のついてない展示品をご覧になって、
「これらは売ってくれるのかね」
とおっしゃるので、
「あ、はい、販売できます」
と応えると、
親族がタイに行かれてたとかで、
私がタイで買って来た、
伝統工芸品の「ベンジャロン焼き」で、
金ぴかの蓋物の器を1点ご所望。

美術品も興味があって、
色々と沢山買い集められてるそうで、
オーナーが友人とお宅に招かれた時、
お部屋には何百万円もする美術品が、
ずらーと並んでいたとか。

美術品のコレクターの方にしてみたら、
数千円の器のお買い上げなんて、
もはや「お情け」のご購入としか言いようがない・・・

よっぽど見るに見かねて、
「売り上げの足しにしてやろう」
とでも思ってくださったのでしょうねぇ(笑)

とはいえ、とりあえず、
審美眼をお持ちの方のお目に、
留まるような品物があって良かった・・・

「お情け」とはいえ、
お買い上げ頂きまして、有難うございました!

オーナーによると、
ご自身で築き上げた地位や財を、
いやらしく自慢したり、
ひけらかすわけでもないそうで、
むしろ、自分で作った野菜なんかは、
余るほど採れれば、冷凍までして、
大事に召し上がってるのだそう。

「へー!、冷凍するの?!
そういうものかねぇ・・・・
野菜なんか作らなくても、冷凍なんてしなくても、
いくらでも野菜買うお金があるだろうに」
と私が言うと、
「一代で財を成す人は、そういうものよ」
とオーナー。

確かに・・・・

聞けば、この方の人生はすごい。

先の大戦では、出兵経験もおありで、
軍隊の上層部の秘書みたいな部署?にもいて、
普通の人が出来ない経験もされたとか。

戦後は、先見の明があって、
今の商売を始められたのだそうで、
ほんと「おしん」の世界みたい。

大手メーカーから合併の話があった時は、
合併して安泰かと思った数年後には、
一方的に合併の解消を言い渡され、
それでも毅然として交渉して渡り合い、
その後の商売につながったのだとか。

その後も何度も商売が窮地に陥ったそうですが、
いつも誰かが助けてくれたのだそう。

今週から店の玄関のところには、
ホオズキのリースが飾られていますが、
こちらの会長が育てられたのもので、
ちょうど今年生ったものを頂いてきたもの。

「これ、頂いたホオズキですよ」
と説明すると、
「おお、そうかね」
「でも、数が足りないから、
去年頂いてドライにしておいたのがあったので、
足したらちょうど良かったですわ」
とオーナーが無礼にも言うと、
「なーにさ、まだ植わってるから、
俺が居ないときでも、採りこいばいいさー」
と太っ腹。

きっと見えないところで、
損得だけではない人付き合いというか、
人徳・人望を積みながら、
誠実な商いをして来られればこそ、
窮地でも人が離れず、助けてくれたのでしょうねぇ。

まさに「激動の日本100年」を生き抜き、
一代で地位と財を成した「生き証人」であり、
「人生100年時代」の高齢化社会にとっては、
「健康で長生き」のまさに生き証人。

耳もばっちり聞こえてるし、
受け答えの反応もすこぶる早いし、
頭の機転もオーナーより断然よくて(笑)、
お目にかかるだけでも、有り難い感じ。

今年の始め、
体調を崩されたそうですが、
ほぼ完全復活!だそうで、それもすごい。

「100歳ドライバー」でのご来店も、
ぜひお待ちしております!
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