FC2ブログ
ぎゃらりぃ・茶ろん 杜々
「ぎゃらりーさろん とど」と読みます。住宅街にひっそりたたずむアットホームなギャラリー&カフェです。

ぎゃらりぃ・茶ろん 杜々

ぎゃらりぃ・茶ろん 杜々

中越地震で一部崩壊した、当時築102年だった栃尾の中野俣小学校の床板を使用したギャラリー&カフェです。
●〒新潟市東区東明4-3-22
●℡&Fax: 025-286-5334
●Open: 11~17時
●定休日:日曜日(連休を除き、祝日は営業日します)
●駐車場:4台(ご予約頂くと確実です)
●Email:gallery-salon-todo
@hotmail.co.jp
●地図などはこちらをクリック!
アクセス



お店情報



新着ニュース



ブログカレンダー

08 | 2018/09 | 10
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -



HIT



リンク



PR



月別アーカイブ



お福分けのポンカンに思うこと

20180218差し入れポンカン

今日の4時頃、
「送られてきたから~」
とオーナーのお友達が玄関に。

見ると手には、ビニール袋。
お取り寄せされている?「ポンカン」とか。
20180218差し入れポンカン2

オーナーに手渡すと、
そのままお帰りになろうとしてるので、
「珈琲出しますので、飲んでってください!」
とお引き留め。

久々のご来店でしたが、
展示もご覧くださって、
「今家で、棚の上に雛人形とか、
適当に並べてるんだけど、
その後ろの壁に飾るわ!」
と「吊るし雛」を1点お買い上げ。

ありがとうございます。

しばらくオーナーとお茶して、
近況報告してたと思ったら・・・・

ポンカンを、
10キロ箱で売ってくださるということで、
オーナー、即買いを決定。

帰り際、
「珈琲とお菓子、ごちそうさまでした。
お互い商売成立ですね~♪」
とおっしゃってましたが、
こちらこそ「味見」のポンカンを沢山頂いて、
ごちそうさまでした!

早速オーナーは、
「○○さんと●●さんにあげてくるわ」
と、日頃お世話になってる方々用に、
おすそ分けの袋詰め。

そして、オーナーがお届け先から、
「お返し」を頂いて帰ってきたのは、
言うまでもありません。

そして、今週ご注文くださった常連さまに、
食後にお福分けのサービス。
DSCN3851.jpg

少しずつ自分の得を減らしても、
人さまにモノに心を乗せて届けると、
「もの・コト・人」が動き出すんだなあ。

学生時代のバイト先のママさんが、
「(世の中は)人の気持ちが、『半分』だよ」
とおっしゃってましたっけ。

つい先日、昔展示してくださった方から、
7、8年ぶりくらいに電話があり、
「作品が溜まったから展示したい」
とのこと。

随分時間も経ってますし、
『どれくらい作品が変わったか、
実際に拝見してからだな・・・・』
と、お宅にまで伺って作品を拝見。

作品の良さを色々とアピールされ、
これまでの家庭のご事情なども話されて、
さて展示の具体的なお話。

直近で展示が空いているのは、6月のみで、
展示期間は1か月が基本で、
展示料もきちんとお伝えすると・・・

「6月は遅いわ。
作品が溜まってしょうがないから、
早く処分したい。もっと早くやりたい」
「そうおっしゃられても・・・
本当に、予約がもう入ってて、
空いてないんです・・・」

「展示料、前はもうちょっと安かったよね」
「最後の展示の時が・・・・8年位前ですね。
電気料とかも上がってますし、
4、5年くらい前に改定させてもらっています。
1日400円くらいの値上げになりますね」
「持ち出し、出来るだけ減らしたいんだよね」
「うーん・・・そしたら、
もし期間中、毎日とかご来店くださって、
観にいらしたお客様のお相手してくださるなら、
検討させて頂きますが」

「1か月は長いな、2週間がいいな」
「うーん・・・・
当店は1か月でやらせてもらってます。
日曜日が定休日なので、
2週間だとあっという間で、短いくらいかと」

「ギャラリーの棚の上だけでいいんだわ。
新しく作った100点くらい、並べられれば」
「うーん・・・
棚の上だけのご利用、と言われましても・・・・
壁も飾って頂けないと、『個展』の体が・・・」

「自分の作品は、材料費かかってないから、
杜々さんにランチ食べに来た人に、
1点3000円でも売れば、展示料出るでしょ。
前の展示でもトントンだったと思うけど」
「簡単に3000円とおっしゃいますが・・・
当店はご婦人の方が多いので、
アクセサリーとか、
布モノ系とかは良く動くのですが・・・
最近は皆さん、『断捨離してる』だの、
『モノ増えて、いい加減捨てないと』
とか色々おっしゃいますし・・・
このジャンルの商品は実用性もないですし。
知らずにいらした方に買って頂くということですと、
感性が合う方がいらして、
それでもよっぽど気に入って頂かないと、
お金を出して買って頂くというのは・・・・」

作品を買って頂くことの厳しさを、
言葉を選び選び、色々な角度から、
ご説明差し上げるのですが、
中々お気づきにならない・・・

「うーん・・・・・そしたら・・・・
どれくらいお客様、呼んで頂けますか?」
とお聞きすると、
「今回はDMは作るつもりはない」
「知人には、展示のお知らせを一切しない」
「展示料などの持ち出しは、出来るだけ控えたい」
「家を空けられないから、常駐もできない」
とのこと。

つまり、
「毎日趣味で作り続けた作品が、
大量に溜まって、場所塞ぎして困ってるから、
人にあげてもいいんだけど、
杜々に預けておけば、
以前のように杜々の客が買ってくれて、
持ち出しも最小限で抑えられて、
材料費くらいは回収できるだろう」

という算段らしい。

が、現実は・・・・
前回の展示で作品を購入くださったのは、
作家さんがDMでお知らせした、
元職場の後輩やら、知人の方々のみ・・・・

厳しいようですが、
「ご存じないようなので、お伝えしますが・・・
前回作品を購入くださったのは、
実は、ほぼ知人の方々だけだったんです・・・」
と、ご縁が切れる覚悟で、お伝え。

こちらの方の作品の「美的価値」は、
ご本人とは一切関係のない方々の、
シビアな「審美眼」には映らなかったし、
お金を払うほどの「値打ち」を、
作品に見出してもらえなかった・・・・
というのが事実。

こちらからそこまで言わなくても、
「自分が甘かった・・・」
と最後にはおっしゃってくださったので、
現実をご理解して頂けたよう。

きっと周りの方々は、
「良い趣味ですね」という意味で、
作品を褒めてくださっていたのを、
「みんなが褒めるのだから、
売れる『値打ち』がある!」
と勘違いされてしまったか・・・・

悲しいかな、趣味と商売の間には、
大きな隔たりがあって、
よっぽどのオリジナリティがある商品か、
よっぽどお得感のある価格でない限り、
趣味を商売にするのは、易しくない。

「ご購入」という「真正の評価」は、
そう甘くないし、結構厳しい。

それでも、これまでお世話になったし、
もしDMを作ってくださって、
知人の方々に広くお知らせしてくださるなら、
こちらも多少は歩み寄ることはできたし、
こちらも頑張って動くことはできたのですが・・・・

誰も損する必要はありませんが、
「自分の得」だけを優先する損得勘定や、
心が一方的の、視野が狭い了見では、
遅かれ早かれ、関係性は破たんするし、
「私が良いと思う」だけの、
自己満足に留まってしまった「価値」は、
「普遍的価値」には近づかないし、
遅かれ早かれ、より外の広い世界では、
多分、通用しない。

そして・・・・
そのような「人間(ジンカン)」の元では、
更なる「もの、コト、人」は、動き出さない。

今日のポンカンの成り行きを見てたら、
先日の「お宅訪問」も思い出し、
引いては、「近江商人の商い哲学、
『三方良し』は良く言ったものだ・・・」
と改めて思い起こすのでした。
スポンサーサイト